農業分野は三国の発展および福祉における鍵であると三国首脳が認識を共にしていることから、農業技術と食料自給率の向上、農産品貿易の促進などを目的として農業分野での三国協力が行われています。食料安全保障の維持、堅調な社会経済発展、土地の保全や生物多様性の保護なども支援の対象とされています。日中韓農業大臣会合はこれらを議題として、農業分野における三国協力を更に強化する為に2012年から始まりました。水産業分野においては、科学分野における効果的な漁業資源管理を目的として、日中韓水産当局間ハイレベル協議が始まりました。同協議では、三国における水産業の持続的開発に寄与する為、三国からの参加研究機関による共同研究も促進しています。
TCSは日中韓農業大臣会合に参加しており、農業分野における三国協力のハブとしての役割を果たしています。TCSは更に三国の農業担当省庁との連携を深め、同協議に対してより意義のある寄与を行えるよう努めている上、水産業分野における支援についても議論を進めています。