⽇中韓三国協⼒事務局は、⽇中韓ユース⽉間の期間中である2023 年2 ⽉7 ⽇から21⽇にかけて、2023 年2 ⽉7⽇から21 ⽇まで、⻘年⼤使プログラム(YAP)2023 を開催いたしました。今年のYAP は「⽇中韓の市⺠間の相互認識への対応」をテーマに、講演、対話、現地視察、⽂化体験、キャリアトーク、⽇中韓ユーストーク、チームプロジェクトなど様々な内容で構成されました。⽇本、中国、韓国から30 名の選ばれた学部⽣、⼤学院⽣(うち5名はオンライン参加)が本プログラムに参加しました。
対話と講演は、北東アジアの相互認識と地域協⼒の課題と機会についての参加者の理解の強化を深めるために⾏われました。参加者は、欧TCS 事務局⻑から三国協⼒について、⽇中韓の教授陣から北東アジアの歴史的、⽂化的な絆について、また、⽇中韓のベテランの記者から相互の国⺠認識について、そして、⽇中韓の⼤使から東アジア地域協⼒の振り返りと展望について学びました。全州市(2023 年の東アジア⽂化都市)、仁川市、襄陽市、東アジア財団、国連防災機関北東アジア事務所(UNDRR-ONEA)、ASEAN 事務局などをオンラインとオフラインで訪問し、⽂化に浸ることによって、参加者は恒久の平和と地域の繁栄の重要性について鮮明に理解し、共有の⽂化的価値を直接体験できました。
今年のプログラムは「ユース」によりスポットを当てたものとなりました。2023 年2 ⽉10 ⽇の⽇中韓ユースデーには、YAP 参加者はソウルから、東京で⾏われた⽇中韓⻘少年交流ネットワーク(TYEN)の⽴ち上げ式典と⽇中韓ユーススピーチコンテストのファイナルにオンラインで参加し、交流しました。YAP のプログラムではTED トークに似た⽇中韓ユーストークが7回企画され、参加者が⾃発的に意⾒を述べ、⽂化に関する対⽴、半導体問題、ナショナリズム、⼥性の権利など、⽰唆に富んだスピーチを⾏いました。また、3 回⾏われた⽇中韓キャリア・トークでは、国際機関の職員(TCS 職員など)、オンライン・インフルエンサー、アート・キュレーターが専⾨的な⾒識やキャリア・アドバイスを提供しました。
プログラム期間中、参加者はチームに分かれ、TCS 向けにプロジェクト案を提案するという課題が与えられました。最終⽇に、TCS 理事会の前で、各グループによるプロジェクトの発表が⾏われました。参加者は、⽇中韓キャリア・アッププログラム、⽇中韓⻘少年に関わる政策センター、⾼校での⽇中韓ユースリーダークラブの設⽴などのプロジェクト案を提案しました。理事会は、⽇中韓Youth Wave という名のプロジェクトを提案したチーム2に優秀賞を授与しました。また、個⼈賞と して、YAP 優秀賞と⻘年⼤使間の投票で選ばれるYoung Ambassador’s Choice アワードの2つが、プログラムに最も貢献した2 ⼈に贈られました。
2013 年にスタートした本プログラムは、⽇中韓の有望な⼈材にさまざまな機会を提供し、三国協⼒への理解を深め、3 カ国の若い世代に⼀つのコミュニティであるという感覚と友情を育む短期の学⽣交流プログラムです。