協議体 第5回日中韓サミット(2012年5月13日、中国・北京) 2012.05.13

1. 中国・北京において第5回日中韓サミットが開催され、中国の温家宝国務院大臣、韓国の李明博大統領、及びに日本の野田佳彦総理が出席しました。申鳳吉(シン・ボンギル)事務局長率いる三国協力事務局は、同サミットにオブザーバーとして出席しました。 

2. 三首脳は、三国間協力を更に強化し、共通の発展を促進し、地域及び世界全体の安定・発展・繁栄に貢献するための綿密な意見交換を行いました。三国間の未来志向で包括的なパートナーシップを更に強化するために、三国は「三国間の包括的な協力パートナーシップの強化に関する共同宣言」に合意しました。 

3. 三首脳は、三国間のFTAに関する共同研究の結論と提言を基盤とし、日中韓FTA交渉を年内に開始することを決定しました。三首脳は、「投資の促進、円滑化及び保護に関する三国間の協定」への署名を歓迎し、この協定が最も早期に発効するよう、可能な限り早く」それぞれの国内手続を完了させることで一致しました。 

4. 三首脳は、2011年9月の大韓民国ソウルにおける三国協力事務局の設立を歓迎し、事務局が質の高いサービスを提供し、協力の推進に積極的な役割を果たすことへの支持を表明しました。 

5. 同事務局は設立以来、三国協力を推進するため、2008年-20012年三国協力進捗報告書,及び三国協力のためのインフォメーションセンターの役割を果たす三国協力事務局ウェブサイトを開設する(英語、日本語、中国語、韓国語の4ヶ国語)など様々な努力を行っています。 

6. 第5回日中韓サミットの期間、 申鳳吉三国協力事務局長は、傅瑩(フ・エイ)中国外交部副部長を表敬し、人民日報の取材に応じて三国協力の現状と未来について語りました。