クリーンエア技術ワークショップへの出席(2018年11月4日-5日、中国・青島) 2018.11.05

 

 

 

2018114日―5日にかけて、日中韓三国協力事務局(TCS)は、中国・青島で開催されたクリーンエア技術ワークショップに出席しました。同ワークショップは、アジア大気汚染研究センター(ACAP・日本)、中国環境科学学会(CSES)、山東大学および青島科学技術協会によって開催されたものです。

 

喬文(きょう・ぶん)TCS経済部長は、「国際技術協力」と題されたセッションにて発表を行い、三国協力やTCSの設立経緯のほか、環境保護分野における三国協力の歴史、大気環境改善・黄砂・グリーン経済への移行に関する協力事業、また持続可能な開発分野におけるTCSの活動を紹介しました。喬部長はさらに、TCSがウェブサイトで公開している視覚化された統計データベースを紹介し、このデータベースを通じて東アジア及び東南アジアで現在行われている都市間協力のベストプラクティスを広く知らしめることを提案しました。

 

同ワークショップにはアジア各国の代表、国際機関、企業や研究機関が出席し、きれいな空気を保つための現状や課題及び技術的需要、クリーンエア技術の動向、また国際技術協力についての意見交換がなされました。参加者らはアジア地域での大気汚染を改善するための国際協力を促進し、クリーンエア技術を共同開発するためのネットワークを強化することで合意しました。

 

ワークショップには、中国からCSES、山東大学および青島科学技術協会、日本からACAP、韓国からは国立環境科学院(環境部所管)の参加がありました。さらに、カンボジア、インドネシア、ラオス、モンゴル、ミャンマー、ロシア、タイおよびベトナムからも政府関係者や研究機関の専門家が参加し、アジアのクリーンエア技術に関する議論を行いました。

 

日中韓の統計データURL(英語のみ): http://jp.tcs-asia.org/?doc_id=statistics_chart

 

  

<ワークショップの様子>

 

  

 <喬部長の発表>