その他 水鳥真美国連事務総長特別代表(防災担当)兼国連防災機関長との会談(2022年9月28日、韓国・仁川) 2022.09.28
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    2022年9月28日、日中韓三国協力事務局(TCS)の欧渤芊(オウ・ボーチエン)事務局長は、仁川広域市で開催された国際災害レジリエンスリーダーズフォーラムに参加し、水鳥真美国連事務総長特別代表(防災担当)兼国連防災機関長と会談しました。国連防災機関北東アジア事務所・国際訓練教育機関(UNDRR ONEA-GETI)のサンジャヤ・バティア所長も出席しました。 

    欧事務局長は、8月に第7回日中韓記者交流プログラム(TJEP)の参加者へのUNDRRによる防災講義を含め、これまでのUNDRRとの協力関係に対して感謝の意を表しました。第7回日中韓防災担当閣僚級会合において、日本、中国、韓国は仙台防災枠組2015-2030の着実な実施を確保し、防災に関する能力強化を促進していくことで合意したことに触れ、また、UNDRR、日中韓の関連省庁、日中韓防災機関と連携し仙台防災枠組の中間レビューに向けた更なる協力を進めること、さらに、TCSは、UNDRRの協力を得て、TCSのプロジェクト、特にユースプロジェクトにおいて防災に関する面を充実させ、ASEAN諸国と連携して日中韓の良い防災の実践事例を広めていきたいと伝えました。 

    水鳥国連防災機関長は、これまでの防災の数々のセミナーや出版物などUNDRR ONEA GETIとの協働について欧事務局に感謝しました。また、メディアや若者を巻き込んでいくことについて欧事務局長に賛同し、メディア面では災害警報をより多くのテレビ放送局が伝えていくことの重要性、また、若者については、革新的で創造的なアイデアと高度な技術的知識を持つ若者が防災強化の上で重要な役割を果たしていくことに言及しました。また、災害リスク軽減のための能力開発を促進し、地域や世界における仙台防災枠組を実施していくために、両組織の協力関係がさらに発展することを望んでいる旨述べました。 

▲水鳥国連防災機関長(左)と欧TCS事務局長(右)

▲同上