第12回図們江区域国際貿易投資博覧会(2018年8月28日-30日、中国・延吉、琿春) 2018.08.30


山本恭司日中韓三国協力事務局(TCS)事務次長が率いるTCS代表団は、8月28日-29日にかけて、中国・延吉にて開催された第12回図們江区域国際貿易投資博覧会に参加しました。1995年の第1回博覧会以降、隔年で開催されてきた同博覧会は、北東アジア地域、ひいては全世界の協力とコミュニケーションを促進するプラットフォームとしての役割を果たしてきました。開会式には吉林省や延辺朝鮮族自治州のほか、総領事館や関連機関の代表者が出席し、日本、中国、韓国、ロシア、モンゴル、北朝鮮などを含む25カ国の企業が博覧会に参加しました。

博覧会の期間中、2018年8月30日には琿春にて図們江自由貿易区セミナーが開催され、豊かで相互に連結した北東アジアにつながる大図們江区域の発展についての提案がなされました。山本次長はサブフォーラム「図們江区域における連結性のためのインフラ建設」にて基調講演を行いました。

山本次長は講演の中で相互連結性を高める上でのインフラの重要性を認識し、現在の北東アジアの友好的な状況を強調し、それを活かして実行可能な計画をもって共に地域を発展させていくべきである旨述べました。また、交流とコミュニケーションを促進するため、セミナーを関係国の持ち回りで開催していくことを提案しました。さらに、第7回日中韓サミットで提唱された「日中韓+X」協力モデルに言及し、「日中韓+X」協力モデルと大図們江イニシアチブが未来の協力に向けてどのようなシナジー効果を模索していくことができるかについて見解を述べました。TCSは平和で豊かな北東アジアの実現に向けて関係各所と連携していきます。 

<第12回図們江区域国際貿易投資博覧会>
<サブフォーラム「図們江区域における連結性のためのインフラ建設」>
<基調講演を行う山本次長>

 

<図們江自由貿易区セミナー>