中国におけるプログラム– 2018 年6 月13日-17日
日中韓三国協力事務局(TCS) は2018年6月13日から17日まで、第5回日中韓記者交流プログラムを開催しました。韓梅(かん・ばい)日中韓三国協力事務局(TCS)事務局長が日中韓三国から参加した9名の記者代表団を案内しました。
「今後10年の日中韓協力」というテーマの下で開催された今年のプログラム期間中、日中韓記者代表団は中国外交部の陳海(ちん・かい)アジア局副局長と面会し、外交部の定期記者会見に参加しました。また、中国外交学院の専門家によるセミナーへの参加、中国社会科学院の専門家らとの討論、テンセントのメディア分野の新技術について論じるためのオンラインメディアチーム訪問などを実施しました。
参加者はこのプログラムを三国協力に対する理解を深める機会とし、三国協力をより一層高いレベルから、より広範に拡張できる案について議論しました。
中国の旅程後、記者団は6月17日から19日まで日本において関連行政機関、シンクタンク、専門家及び研究所を訪問しました。
日本におけるプログラム– 2018 年6 月17日-20日
6月13日から17日までの中国への訪問に続いて、日中韓記者代表団が東京を訪問しました。
代表団は6月 18日に日本の外交と安全保障に関する最も有名なシンクタンクの一つである日本国際問題研究所を訪問し、三カ国首脳会議の結果、北朝鮮関連の問題及び三国関係の展望について積極的な討論を行いました。 また、代表団は日本の外務省を訪問し、北東アジアの協力の現況と展望に関するブリーフィングに参加し、第7回三カ国首脳会議、域内のFTA交渉及びアジアにおけるインフラ開発を含む将来の協力の可能性について討論しました。
当日の最終訪問となった朝日新聞社のメディアラボでは、代表団によるインタビューが行われました。メディアラボの代表者が従来の新聞事業を超えた革新的なプロジェクトを発表し、メディアがどのように社会的変化に適応し事業を発展し続けるべきか探求しました。
6月19日に代表団は博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所を訪問し、近年のメディア環境の変化及びジャーナリズムが新技術の急速な発展と社会の動向にどのように適応するべきかについて、洞察に満ちた議論を交わしました。
プログラムの最終インタビューは日本貿易振興機構(JETRO)で行われ、最近の三国の経済協力の動向と将来の三国間の事業拡大の可能性について理解を深めることができました。
記者団は東京旅程後、6月20日から22日までソウルを訪問しました。
韓国におけるプログラム–2018 年6 月20日-22日
日中韓記者代表団は6月20日から22日まで、韓国・ソウルにてプログラムに参加しました。
代表団は6月20日にソウルで日中韓三国協力事務局(TCS)を訪問し、李鍾憲(イ・ジョンホン)事務局長から三国協力の重要性及びTCSの展望と役割に関するブリーフィングに参加しました。記者団はインタビューの中で、三国間協力の発展を加速し促進することにおけるTCSの役割、日中韓FTAに関連する課題と機会、そして三国協力とTCSの今後の方向性など、三国間関係に関する多くの質問をしました。
6月21日には、代表団は韓国の外交部を訪問し、朝鮮半島を取り巻く最近の動向に関する韓国政府の見解を聞き、中国-韓国と日本-韓国の二国間関係、日中韓三国間関係、そして北朝鮮の非核化に関する多くの質問をしました。
同日午後には、韓国でも有数のテレビ局の1つであるSBS(ソウル放送)を訪問し、テレビやラジオ番組がどのように制作されているのか、そしてSBSが変化するメディア環境に適応するためにどのように新しいニュースの形式を取り入れているのかについて説明を受けました。 記者代表団は意見交換の場において、各自の職場での経験を共有しました。
2018年度日中韓記者交流プログラムは、6月22日に代表団がTCSと韓国言論振興財団が共同で主催したセミナーを最終プログラムとして閉幕しました。セミナーでは、TCS韓梅(かん・ばい)事務次長が最近の北東アジアの動向における三国協力の重要性とメディアの役割について祝辞を述べました。 そして、三国のジャーナリズムの専門家らが、朝鮮半島を取り巻く最近の政治動向に対する三国のメディアの反応を分析しました。代表団もセミナーに参加し、メディアの役割と責任に関して専門家と議論を行い、地域に平和と共栄をもたらすための協力をさらに発展させる方法について見解を共有しました。