第2回日中韓三国ジオサミットへの参加(2017年6月20-21日、韓国・済州) 2017.07.03

2017年6月20日、楊厚蘭(よう・こうらん)事務局長は、済州島メゾングラッドホテルにて開催された第2回日中韓三国ジオサミットに参加しました。本サミットは韓国地球科学・鉱物資源研究院、中国地質調査局、日本地質調査総合センターによって開催されたもので、楊事務局長は開会式で基調講演を行いました。日中韓三国協力事務局の本サミットへの参加ははじめてとなります。辛重鎬(シン・ジュンホ)韓国地質資源研究院長、張洪涛(ちょう・こうとう)中国国務院参事、矢野雄策日本地質調査総合センター長のほか、地球科学分野の専門家や学者など約80名がサミットに参加しました。

楊事務局長は、開会式の基調講演の中で三国協力の大きな可能性を強調し、三国協力を安定させ促進させることが事務局の主な役割であり、三国協力の重要な一端を担う地球科学分野での協力を強化するため、それぞれの知見からの貢献を促すと同時に、これに対する支援を惜しまないと述べました。 サミットの期間中、活断層、臨海地質学、地理情報システム、ガスハイドレートという4つのセッションおよび3D地質モデリングについてのワークショップが行われました。また、中国地質調査局、日本地質調査総合センター、韓国産業通商資源部ガスハイドレート研究開発機関は協力強化のための覚書に調印しました。三国は2019年7月に日本で第3回日中韓三国ジオサミットを開催することで合意しました。

第1回ジオサミットは2015年4月に北京で開催され、3団体は2年ごとにサミットを開催することで合意しました。本サミットの目的は、地球科学分野で共同研究を行い、北東アジアのより良い未来に向けての一歩とすることです。
2dca90282a300a77a3c3d2bd15b9cdb9_1498436楊厚蘭事務局長による基調講演 
2dca90282a300a77a3c3d2bd15b9cdb9_1498436集合写真1