日中韓三国協力事務局-韓半島未来財団による国際会議の開催(2016年10月12日、韓国・ソウル) 2016.10.31

2016年10月12日、韓国・ソウルの韓国プレスセンターにて、日中韓三国協力事務局及び韓半島未来財団が、「日中韓経済協力:東アジア経済共同体に向けて」というタイトルのもと、国際会議を共同開催しました。同会議には楊厚蘭(よう・こうらん)日中韓三国協力事務局長が、共催機関を代表して出席し、歓迎の辞を述べ、鄭宇澤(チョン・ウテク)韓国国会議員・元海洋水産部長官も開会式に参加し基調演説をおこなうなど、政界、産業界、学界など様々な分野から200名以上が出席しました。

今般会議には、日中韓から著名な経済専門家が参加し、2012年11月にASEAN+3サミットにて提出された東アジア・ビジョン・グループ(EAVG) IIの報告書の中で提案された、東アジア経済共同体の設立について議論が行われました。三国から参加したパネリストたちは、現在広域的なメガFTAの交渉がおこなわれている中、経済統合に向けた数々の選択肢をとりあげ、経済共同体創設を推進する上でのロードマップや課題について様々な見方を示しました。参加者は、三国が学術的議論を更に一歩進め、行動に基づいた青写真を発展させていくべきだという見解で一致しました。梅澤彰馬日中韓三国協力事務局次長も討論者として議論に参加し、地域経済統合への道のりについて事務局の観点を述べました。
6a818e6680b56008eeb52688e9504a0f_1476768楊事務局長による歓迎の辞
6a818e6680b56008eeb52688e9504a0f_1476768日中韓の学者によるパネルディスカッション