中国大連市長との会談(2016年6月7日、中国・大連) 2016.10.27

2016年6月7日、楊厚蘭(よう・こうらん)日中韓三国協力事務局長は、中国・大連市の肖盛峰(しょう・せいほう)市長と将来の日中韓協力について意見交換をしました。卢林(ろ・りん)大連市副市長、于涛(う・なみ)大連市外事弁公室主任及び淡天(たん・てん)日中韓三国協力事務局総務部長が同席しました。

楊事務局長との会談で、肖盛峰市長は、大連市は日韓両国と最も密接な関係を有している中国地方政府であると強調しました。現在、大連市に基盤を置いている日韓両国の企業数は、7300社を超えており、大連市と両国の累積投資額は270億ドルに及びます。大連市と日韓両国との総貿易額は、それぞれ1700億ドル、500億ドルを記録しました。肖盛峰市長は、大連市は、今後も日韓両国と緊密な関係を一層強化し、三国の資源を有効活用する上での実効性のある対話の枠組みをつくり、三国協力の促進に寄与する意を明らかにしました。その中でも、日中韓循環経済モデルは三国共通の関心事であり、大連市と日韓両国の協力において最も重要な分野の一つであると強調し、日韓両国が同モデル基地の建設に積極的に参加するよう、三国協力事務局に支援を促しました。また、三国協力事務局が中国の地方政府と日韓両国間の架け橋となることを期待し、三国協力事務局が行う大連市関連事業を積極的に行っていくことを約束しました。

楊事務局長は、大連市は日韓両国と協力していくにあたっての特に地理的優位性をはじめとする物理的条件や、豊富な経験と意欲を兼ね備えており、3国間の協力において目覚しい成果を収めてきた点を強調しました。また、大連市が日中韓循環経済モデル基地の発展のために引き続き努めるよう促すとともに、三国協力事務局は、全面的な支援を惜しまない旨強調しました。

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