「日中韓協力と北東アジア平和」国際シンポジウムへの参加(2018年7月14日、中国・上海) 2018.07.14

2018年7月14日、中国・上海にて「日中韓協力と北東アジアの平和」国際シンポジウムが上海外国語大学(SISU)・上海日中韓協力研究センター(TCSC)の主催により開催され、韓梅(かん・ばい)日中韓三国協力事務局(TCS)事務次長が出席しました。同シンポジウムには、著名な専門家や学者ら約30名が参加しました。

韓事務次長は、開会の辞にて日中韓協力の進捗状況やその促進に向けてのTCSの取り組みについて紹介し、持続的なシンクタンクの交流、相互理解の増進、知識の集約とコンセンサスが三国協力を飛躍的に向上させるであろうと述べ、TCSは、引き続き三国のシンクタンク交流と協力に力を入れていく旨約束しました。

続いて韓事務次長は、セッション1にて「三国協力と地域の安定」について発表し、最大限のコンセンサス、三者が共に利する協力の追及、足並みのそろった協力があってこそ、日中韓は北東アジア地域で影響力を持ち、地域の経済統合を牽引することができると言及しました。このためには、三国が積極的に交流し、協力のための雰囲気や環境づくり、相互利益の拡大、三国協力の影響力と魅力の増進に努めるとともに、三国協力をより根付かせて三国国民の支持を得ていく必要があるとし、三国が三国間協力をさらに深め、国際・地域的な諸問題に手を取りあって取り組んでいくことを期待すると述べました。

また、韓事務次長は、SISU・TCSCを訪問し、姜峰(きょう・ほう)SISU校務委員会主席と廉徳瑰(れん・とくかい)TCSC執行所長とともに、TCSCをいかに積極的に活用していくかについて意見を交換しました。
<韓事務次長が開会の辞を述べる様子>
<幹事務次長がセッション1にて発言する様子>
<集合写真>