2025年2月21日、京都の立命館大学にて、日中韓青年大使プログラム(YAP)2025のグループプレゼンテーションと閉会式が開催されました。日本外務省、中国外交部、韓国外交部の後援のもと、日中韓三国協力事務局(TCS)と立命館大学が共催した本プログラムには、30名の大学生および大学院生が参加し、9日間にわたり相互学習、協力、文化交流等のプログラムが準備されました。
プログラムの最後に行われたグループプレゼンテーションでは、日中韓協力に関するさまざまなトピックについて、革新的なソリューションが提案されました。発表されたトピックには、「共通の社会課題に対応するための投資ファンドの設立」、「オンライン交流や姉妹クラブ交流を通じた日中韓の間の社会的対立意識の緩和」、「日中韓文化パスを活用した文化交流の促進」などが含まれます。プレゼンテーションを通じて、草の根レベルの取り組みから政府主導の施策まで、東アジア地域の複雑な課題に対応するためには協力と未来志向の戦略が重要であることが示されました。
顔亮(ヤン・リャン)TCS事務次長は閉会の挨拶で、9日間にわたるYAP2025のプログラムが無事に終了したことを祝し、参加者による日中韓協力の推進に向けた努力と連携を称えました。また、プログラムを振り返りつつ、多様性の価値、グローバルなネットワーク構築の重要性、そして地域の未来を担う若いリーダーの役割について強調しました。さらに、今回の経験を今後の活動に活かし、引き続き前向きに取り組むよう参加者に呼びかけ、YAP2025で築いた人脈と学びが今後も力となることを期待する旨を述べました。
YAP2025は、専門家による講演、若手外交官とのキャリアトーク、京都での文化体験などのプログラムで構成されました。次回のYAPは、2026年に韓国で開催される予定です。

