日中韓三国協力事務局(TCS)は、日中韓協力を象徴する2025年の単語(漢字)に「未来」が選出されたことを発表しました。この選出には、明るい未来の共同構築に向けた三国の相互努力が反映されており、2025年から2026年の「日中韓文化交流年」を迎えるうえで、特に意義深いものと言えます。
「日中韓協力を象徴する2025年の単語」キャンペーンは、2025年の日中韓協力への期待を込めて、日中韓三国市民に向け、6つの単語候補から1単語に投票してもらうオンライン投票キャンペーンです。2024年11月1日から12月1日の投票期間中に前回を52%上回る15,299の投票が寄せらせました。投票総数のうち3,136票を獲得した、「未来」が最も多く票を集め、次点には「友好」(3,017票)と「理解」(2,939票)が続きました。
李熙燮(イ・ヒソプ)TCS事務局長からのメッセージ:
「選出された単語の「未来」には、今後日中韓がより一層強力な関係を築いていくという、三国市民の前向きな姿勢と決意が表れています。様々な課題に直面する今、我々の未来は無限の可能性を秘めているということを、この単語によって再認識することができます。3言語共通の「未来」という漢字は、単に「今後」という意味だけでなく、イノベーション、コラボレーション、相互発展の機会を表しています。」
今年で3回目となる「日中韓協力を象徴する単語」キャンペーンは、日中韓共通の単語(漢字)の中から今年の単語を選ぶことで、三国市民の心の触れ合いと文化交流の継続的な促進に役立っています。本キャンペーンの参加者は年々増加しており、2023年は「和合」、2024年は「交流」が選出されました。