2024年8月10日、韓国のソウル市に位置する日中韓三国協力事務局(TCS)にて、日中韓青少年交流ネットワーク(TYEN)ラップアップミーティング2024が開催されました。ハイブリッド形式で実施された本行事には、TYENプラットフォームの二本柱であるTYENコアチームメンバーと日中韓プロジェクトクリエイターを含む、約30名が参加しました。年間を通じて、コアチームメンバーは、TCSの青少年プログラムにメンターや審査員、キャリアトークスピーカー等、アドバイザーとして参加しました。多数の応募者の中から選考を勝ち抜いたプロジェクトクリエイターは、TCSから1500米ドルの出資を受け、各自が企画した日中韓交流プロジェクトを実施しました。
図師執二TCS事務次長の開会挨拶に始まり、6つのプロジェクトクリエイターチームの成果発表が行われました。コアチームメンバーからフィードバックを受けたり、交流したりする時間も設けられました。
図師事務次長は挨拶の中で、日中韓の若者の相互理解を増進し、関係構築に尽力してきた参加者に感謝の意を表しました。2024年が日中韓三国協力25周年にあたることを強調し、さまざまな課題があるにもかかわらず、友好的かつ未来志向な三国関係造成という目標が、過去25年間堅持されてきたことに触れました。第9回日中韓サミットで、そのような協力関係を進めるうえで、若い世代の役割が大きいことが強調され、その重要な取り組みとして、特に若者の交流に焦点が当てられたことについても言及しました。
TYENは、日中韓関係に関心を持つ若者をつなぎ、学術及びキャリアの発展を相互に支援するシステム構築を目的として、2023年に設立されました。現在、TYENでは、TCS青少年プログラムとして9つの年間プログラムが実施されています。
TYENのウェブサイト:https://tyen.tcs-asia.org/home