セミナー&フォーラム 第4回東アジア地域包括的経済連携メディアシンクタンクフォーラムへの出席 2024-05-19
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2024年5月19日、中国海南省海口市にて、第4回東アジア地域包括的経済連携(RCEP)メディアシンクタンクフォーラムが、「Shared Benefits, Win-win Cooperation(共有する利益、相乗効果の協力関係)」をテーマに開催されました。日中韓三国協力事務局(TCS)からは、顔亮(ヤン・リャン)事務次長が招待され、挨拶を行いました。中国(海南)改革発展研究院(CIRD)、海南省人民政府、チャイナデイリーが共催した本フォーラムは、専門家やメディア及びシンクタンク代表者など、RCEP加盟国から300名以上の参加者が一堂に会し、RCEPの枠組みの中で協力関係をさらに推進していく方法について知見を共有しました。 

  

顔事務次長は挨拶の中で、2年前の発効以降のRCEPの成果を称え、日中韓の間で初の貿易協定となるRCEPが日中韓三国にとって重要であると強調しました。また、地域経済の統合を共同で推進していくために「日中韓プラスX」協力モデルを模索していくことを呼びかけました。さらに、顔事務次長は、RCEPに関する専門家セミナーの開催やTCSとASEAN関係者との密接な協力関係など、三国間及び地域の経済協力を促進するTCSの取り組みについて紹介しました。 

  

今回のフォーラムでは、「RCEP協定の完全実施とグローバル経済成長センターの構築」、「RCEPルールの利用率向上と地域経済統合の推進」、「RCEPの包括的な実施とアップグレード推進においてメディアとシンクタンクが果たす役割」など、幅広いテーマを中心に踏み込んだ議論が行われ、今後、RCEPの実施水準向上を加速していく方法に関する提案が行われました。フォーラムではRCEPルールの利用率に関する研究報告も発表されました。 

 

 
▲第4回RCEPメディアシンクタンクフォーラムで挨拶する顔事務次長