2024年1月31日、日中韓三国協力事務局(TCS)と国連防災機関(UNDRR)北東アジア事務所・災害軽減国際教育訓練研修院(ONEA & GETI)は共同で、「日中韓ベストプラクティス集:地震リスク管理のためのツールとテクノロジー:北東アジア地域の経験の共有(Trilateral Best Practices Report: Tools and Technologies for Earthquake Risk Management: Sharing Experience from Northeast Asia)」という題名のレポートを発表しました。この報告書は、モンゴル国家非常事態庁(NEMA)の協力の下、中国国家防災センター(NDRCC)、アジア防災センター(ADRC)、中華人民共和国応急管理部(MEM)、日本内閣府(CAO)、韓国行政安全部(MOIS)と共同で表されたものです。
このレポートは主に、TCSとUNDRRが2023年に開催した北東アジア地域を対象としたオンラインワークショップで示された事例に基づいており、8つの事例を通して、地震リスクの評価や早期警戒における最新テクノロジーに加え、北東アジアの国々で導入されている地域社会レベルの能力開発やインフラの強靭化策について紹介しています。また、能力開発をさらに進め、地震リスクに対する建物の強靭化の取り組みを支援するための提言もいくつか記載されています。
このレポートは、2021年に発行された「日中韓ベストプラクティス集:日本、中国、韓国における防災テクノロジーの応用(Trilateral Best Practices: Application of technology for Reducing Disaster Risks in China, Japan, and Korea)」以降、TCSとUNDRR ONEA & GETIが発表する2冊目の防災関連のレポートとなります。