2023年8月29日、低炭素都市に関する第3回国際フォーラムにて、欧渤芊(オウ・ボーチエン)日中韓三国協力事務局(TCS)事務局長がオンラインで祝辞を述べました。本フォーラムは、国際連合アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)と韓国・仁川広域市の共催により、緑の気候基金、仁川カーボンニュートラルセンター(ICLEI)、innovative Green Development Program(iGDP)、アジア太平洋都市間協力ネットワーク(CityNet)、気候変動センター、気候・エネルギー転換地方自治体協会の協賛の下、「韓国グローバル適応週間(Korea Global Adaptation Week)」の中で開催されました。
欧TCS事務局長は挨拶の中で、カーボンニュートラルの実現における都市や地方自治体の役割を鑑みて、このようなフォーラムは特に重要かつ時宜を得たものであると強調しました。また、地方自治体について、草の根レベルから中央省庁に至るまでのあらゆる部門と連携しつつ環境保護において重要な役割を担っていると説明し、その独自の立場を活かして、日常生活で実践できる気候変動対策を推進できる力が都市にはある、と繰り返し述べました。
都市主導の気候変動対策というテーマへのTCSの取り組みの例として、欧TCS事務局長は、今年2月にTCS、UNESCAP、国際連合事務総長室気候変動チーム(EOSG/CAT)が共催した「第2回日中韓カーボンニュートラル目標に向けてのフォーラム」の成果を取り上げました。
第3回低炭素都市に関する国際フォーラムには、地方自治体、国際機関および各国の機関、国・地域の都市間協力ネットワークなどの関係者が集まり、北東アジアおよびその他の地域の低炭素都市間での情報共有の促進策やパートナーシップの強化策について協議しました。