2018年11月30日、TEMM20事後実務者会合が中国・北京にて開催され、喬文(きょう・ぶん)日中韓三国事務局(TCS)経済部長率いるTCS代表団が会合に出席しました。同会合の目的は、2018年6月に中国・蘇州で行われた第20回日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM20)以降の日中韓環境協力の進展を振り返ることです。
会合にて、中国生態環境部、環境省、韓国環境部の代表者は環境協力に係る日中韓三カ国共同行動計画(2015-2019)の履行状況をレビューし、また、2019年に日本で開催される予定のTEMM21について意見交換を行いました。
喬部長は開会に際して挨拶を述べたほか、TEMM20記念冊子の発行やユースフォーラムへの貢献などを含め、TEMM20のもとでTCSが行った環境関連の事業について発表を行いました。また、環境保護に関する人々の意識を高めるために三国の省庁を引き続き支援していきたい旨強調し、今後のTCSの役割について省庁からの提案を歓迎しました。
三国の環境省はTEMM20記念冊子を高く評価し、ユースフォーラムへのTCSの支援に謝辞を述べるとともに、TCSとの協力の継続に合意し、将来TCSがより大きな役割を果たしていくことに期待を示しました。
TEMMは環境問題に取り組み、より持続可能な北東アジアを築いていくために設立された、最も歴史ある三国協力の枠組みの一つです。過去20年間に、地域に共通する数多くの環境問題を取り上げる多層の協力活動に発展してきました。地域及び地球規模で指導的役割を果たし、環境改善に貢献するため、三国は引き続き協力を行っていきます。