2023年6月5日、欧渤芋(オウ・ボーチエン)日中三国協力事務局(TCS)事務局長は、 青島大学国際学部に赴き「Shared Future in Our Hands」と題した講義を行いました。この講義は日中韓協力への理解を深めることを目的としており、60人以上の学生や教職員が出席しました。
欧TCS事務局長は、 講義の中で、日中韓協力の歴史と発展について簡単に説明し、恒久の平和、地域の繁栄、そして共通の文化的価値
を促進する上で日中韓協力の役割を強調しました。また、地域が様々な課題に直面している中においても、TCSは三国協力の既存メカニズムへの支援、 新規プロジェクトの発掘に努めていると強調しました。さらに、7月3日に青島で開催されるTCSの年次旗艦行事である日中韓三国協力国際フォーラム(IFTC)など、三国協力を促進するためのTCSのさまざまな分野での取り組みについて詳しく説明しました。また、4月下旬に行われた東アジア文化都市(CCEA)都市間の経済・文化交流を強化するための「東アジア文化都市」メディア&インフルエンサーツアーも紹介しました。
欧TCS事務局長は、 三国間の相互理解を深める上で、対面交流が重要であることを強調しました。また、日中韓協力の未来を形作る上で青少年交流が果たす役割を強調し、 青年大使プログラム(YAP)、日中韓ユースサミット(TYS)など、TCSの主要なユースプロジェクトが、現在 日中韓青少年交流ネットワーク (TYEN)の基に統合されていることを紹介しました。TYENに参加し、お互いに意見交換をし、TCSのユース関連プロジェクトにそれぞれの立場で参加し、未来を共有するために自ら行動するよう、学生たちに呼びかけました。最後に、TCSの公式マスコットキャラクターであるトキを紹介し、英語名は「Tribi」、中国語名は「鹮鹮」(ファンファン)に決定したことを紹介し、学生から温かい歓迎を受けました。
講演後、学生たちは質疑応答に積極的に参加し、TCSのプロジェクトやTCSでの地域協力の展望などについて質問をしました。