(2023年4月20日、慶州) – ⽇中韓三国協⼒事務局（以下、TCS）が韓国・慶州で「東アジア⽂化都市（CCEA）」メディア＆インフルエンサーツアーを正式に発⾜しました。欧渤芊（オウ・ボーチエン）⽇中韓三国協⼒事務局（TCS）事務局⻑、慶州の朱洛榮（ジュ・ナクヨン）市⻑、陳⽇彪（チェン・リビャオ）在釜⼭中国総領事、栗⽥伸⼀在釜⼭⽇本国総領事館⾸席領事、李哲⾬（イ・チョルウ）慶州市議会議⻑、本プロジェクトの共催者である東アジア⽂化センター盧載憲（ノ・ジェホン）院⻑、そして⽇中韓から14⼈のメディアやインフルエンサーが出席しました。
TCSは、2014年に「東アジア⽂化都市」が設⽴されてから10周年を迎えることを記念し、奈良市、揚州市、慶州市の政府と共同でツアーを開催する運びとなりました。⽇中韓の主要メディア、ウェブメディア、⽂化団体から参加者を招き、都市のイメージアップ、⽂化交流の強化、三国間の相互認識向上を⽬的としています。韓国の東アジア⽂化センター、中国の中国公共外交協会、⽇本の⾃治体国際化協会、国際交流基⾦がツアーの後援をしています。
欧TCS事務局⻑はスピーチで、慶州、奈良、揚州の3都市はいずれも有名な歴史都市であり、交流は数千年前に遡り、現代では姉妹関係を築き、⽇中韓の友好交流の重要な⼀章を書き残していると述べました。3都市を巡るツアーでは、⾃分の⽬で⾒て、⾃分の⼼で体験し、共通点が多いがそれぞれに特徴がある東アジアの⽂化を体験するようツアーの参加者に呼びかけました。
朱市⻑は、三か国は地理的に近く、歴史的にも密接な関係があると述べました。「コミュニケーションは理解を促進し、理解は友好を促進する」という⾔葉を引⽤し、交流を深め、お互いをよく知ることを提案しました。また、慶州市が⽇中韓の⾃治体交流を全⾯的に⽀援し、参加することを改めて表明し、今回のツアーがメディアやSNSで広く取り上げられ、三か国の⼈々の相互理解と友好が増進することに期待していると述べました。
陳総領事は、三国がパンデミックから脱却し、相互交流を再開している現状況での本ツアーの意義を強調しました。また、中国は、⽇本、韓国とともに、⽂化交流と⼈々との絆を促進し、東洋⽂化の魅⼒を国際舞台で披露する準備ができていると述べました。
栗⽥⾸席領事は、三か国は東アジアの繁栄を牽引する重要な存在であり、国際問題や地域問題に取り組む上で、⽇中韓協⼒には⼤きな可能性があると述べました。また、三か国の⽂化は、それぞれの特徴を保ちつつも共通点があり、独⾃の東アジア⽂化を形成しており、今回のツアーが、共通する⽂化的価値の基盤を固め、三か国の共通する未来を形成する⼀助となることを期待していると述べました。
李議⻑は、ツアー参加者を歓迎し、今回のツアーが三国間の友好的な交流と協⼒を促進すると強調しました。また、三都市の友好交流の美しい物語が、広く共有されることに期待すると述べました。
盧院長は、三都市の歴史的な役割を⾼く評価し、今回のツアーが三都市の連携によって過去と未来をつなぐものであり、若い世代が⽇中韓協⼒の重要性を理解し、東アジア⽂化への認識を深めることになると指摘しました。また、三か国が⼀丸となって、より強い東アジアの⽂化を育み、三か国の次世代のためにより良い⽣活環境を作っていくことを提案しました。
11⽇間のツアー期間中、「共通する⽂化的価値、共通する未来」をテーマにSNSやVlogの投稿を通じて、経験したことをフォロワーに共有予定です。また、4⽉28⽇には、「東アジア⽂化シンポジウム」を開催し、本ツアーの共有、⽇中韓友好協⼒における⽂化共有の重要性を探求します。最新情報は、TCSのSNSアカウント（Instagram：TCS_cjk/Twitter @TCS_tweet）にも更新されます。
「東アジア⽂化都市」は、三国間の⽂化協⼒において最も確⽴されたブランドです。三か国の文化関連省庁が各国に1つずつ（中国は2021年から2つ）「東アジア⽂化都市」を指定し、指定都市間でさまざまな交流事業が⾏われてきました。2023年までに31の東アジアの⽂化都市が誕⽣しています。
▲欧TCS事務局⻑による開会の挨拶
▲慶州の朱洛榮市長による祝辞
