10月20日、欧渤芊(オウ・ボーチエン)事務局長を団長とする日中韓協力事務局の全スタッフが、研修のため、仁川港、仁川経済自由区域(IFEZ)、仁川広域市松島地区にある国連防災機関北東アジア事務所(UNDRR ONEA)などを訪れました。
仁川港では、北東アジア地域におけるサプライチェーンの接続性の向上のために日中韓の物流・輸送の発展に港が貢献してきた歴史と意義について説明を受けました。TCSは、三国のサプライチェーン接続性の発展と貿易協力を重要な分野として支援してきています。
*TCSは、日中韓物流大臣会合には2012年の第4回会合から参加しており、日中韓物流協力のための公式ウェブサイトを開設するなど事業の模索及び実施を通じて、日中韓の協力関係の強化に努めています。【日中韓物流協力のウェブサイト: https://www.cjk-tl.org/】
松島地区では、UNDRR ONEAで、災害リスク軽減に関する概念とグローバルな政策枠組みを学び、TCの意思決定、計画、業務のすべての領域で防災を統合する実践方法について活発な意見交換を行いました。TCS代表団は、UNDRRセッションに続き、IFEZから松島地区の概要と埋立地から国際都市への変遷の歴史を説明を受け、松島スマートシティコントロールルームを訪問し、松島が都市のセキュリティと交通を管理するためにスマートシティ技術をいかに効果的かつ効率的に活用しているかを学びました。
* TCS は、UNDRR と協働で、セミナーの共催や冊子の共同出版など、災害リスク軽減に関する理解・研究を促進するための事業を実施しています。過去のTCSとUNDRRの協働に関する情報へは下記からアクセスできます。
https://tcs-asia.org/en/main/search.php?search_word=UNDRR&startPage=0