その他 欧渤芊事務局長の上智大学での講演 (2022年6月3日、オンライン) 2022-06-03
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    2022年6月3日、上智大学の招きで、欧渤芊(オウ・ボーチエン)事務局長は、日中韓協力への理解を促進するため「未来を形づくる:日中韓三国協力(Shaping Our Future: Trilateral Cooperation among China, Japan and the Republic of Korea)」と題したオンライン講義を行いました。同イベントは上智大学国際関係研究所が主催し、学内外から70名以上が参加しました。 

    講演で欧事務局長は、日中韓協力の歴史と発展について詳しく紹介し、地域や世界の経済成長及び安定に日中韓が果たしてきた役割を強調しました。また、地域が現在直面している伝統的・非伝統的な様々な課題について説明し、地域の主要経済国である日中韓が緊密に協力することで、北東アジア地域における恒久の平和と繁栄にプラスの影響を与えることができると強調しました。TCSは、政府、学界、企業、市民社会と連携してプロジェクトを実施することでこのプロセスを支援しており、欧事務局長は、青年大使プログラムやスピーチ・コンテストなど青少年を対象とした主要プロジェクトを複数紹介し、今後のプログラムへの参加を呼びかけました。 

    また、欧事務局長は、どのように現実とサイバースペースという二つの並行した世界が、人々の相互認識の低下を招き、社会における分裂や対立を引き起こす可能性があるかについて説明しました。情報技術の急速な発展が人々の認知、行動、思考パターンを大きく変え、人間同士の交流様式や社会ガバナンス構造も変化させたことをふまえ、欧事務局長は、人々は日常的に接している圧倒的な量の情報を見極め、それに支配されないよう努力する社会的責任がある、自分たちが作りたい未来に向けて、相互理解を深めてほしいと強く呼びかけました。 

    また、欧事務局長の講演に続き、TCSのスタッフからもTCSで働く上での経験談が紹介されました。 

    質疑応答では、TCSの事業内容や地域協力の将来性、TCSの勤務環境などについて、学生から積極的に質問がありました。 

▲講演を行う欧局長 

▲参加者との質疑応答の様子