2022年4月21日、日中韓三国協力事務局(TCS)の欧渤芊(オウ・ボーチエン)事務局長は、国連防災機関(UNDRR)リスクナレッジ局のロレッタ・ヒーバー・ギラルデ局長、UNDRR北東アジア事務所・国際訓練教育機関(ONEA-GETI)のサンジャヤ・バティア所長と会談を行いました。また、坂田奈津子TCS事務次長も出席しました。
欧事務局長は、UNDRR一行の訪問に感謝しつつ、2021年10月13日の国際防災デーに地域間対話2021「日中韓における防災のための最先端技術の応用」※1を共催するなどセミナーや研修を共催してきたこと、また、昨年、専門冊子「日中韓ベスト・プラクティス:防災のための最先端技術の応用」※2を共同出版したことを含め、TCSとの長きにわたるパートナーシップに対して感謝の意を伝えました。経済協力、高齢化社会、気候変動および人的交流などのTCSの幅広い活動と焦点を紹介つつ、欧事務局長は、頻度が増え強度が増している自然災害などの人間の安全保障への脅威に対して地域で共同で準備し対処することの重要性を強調しました。また、2022年9月に開催される防災リーダーフォーラムにおいて開会の辞を述べる機会を得たことを多とし、7月ごろに仁川特別市にあるUNDRR北東アジア事務所を訪問する考えを伝えました。
※冊子「日中韓ベスト・プラクティス:防災のための最先端技術の応用」は、こちらよりダウンロードすることができます。
ギラルデ局長は、北東アジアの一般市民と政府職員が防災への認知と意識を高めるため、TCSとUNDRRが様々な形で多大な協力を実施してきたことを高く評価しました。ギラルデ氏は、日中韓の自然災害へのリスク軽減についてのベスト・プラクティスが他の国において共有され、応用されることに期待を示しつつ、TCSとの更なる協力を模索することに強い関心を寄せました。
▲集合写真(左より)白TCS事務次長、欧TCS事務局長、河議員、李TCS政治部部長