2021年10月5日、日中韓三国協力事務局(TCS)の欧渤芊(おう・ぼつせん)事務局長、白範欽(ペク・ポムフム)事務次長及び坂田奈津子事務次長は、韓国・国立外交院を訪問し、洪鉉翼(ホン・ヒョンイク)院長に対する表敬を行いました。同院の田奉根(チョン・ボングン)教授も同席しました。三国間の協力関係の進展及び双方に関心のある地域・国際的な課題に関する意見交換が行われました。
欧事務局長は、これまでの三国間協力の成果を紹介し、また、三国間協力に対する国立外交院の取り組みと貢献を高く評価しました。北東アジア及び世界の発展と平和のために、特に現在の激動の時代において、三国間協力の重要性を強調しつつ、欧事務局長は三国協力シンクタンクネットワーク(NTCT)を通して三国間協力に関する国立外交院の優れた知恵と識見を共有することによる一層の支援を求めました。また、様々なTCSの事業に対する国立外交院の支援に感謝を述べ、今後も日中韓の間における知的交流及び人的交流の機会を引き続き模索及び探求するにあたり国立外交院の積極的な関与に対する期待を表明しました。
洪院長は、第6期協議理事会の就任に祝意を表しました。また、非伝統的な安全保障分野の新しい課題は共同して取り組むことによってのみ解決できるため、協力を深めることは急務であるとしつつ、三国間協力の重要性について欧事務局長に賛意を表しました。さらに、三国間協力を推進するTCSの役割に対する揺るがない支持を表明しつつ、三か国政府だけでなく一般市民も裨益する成果をもたらす研究協力の重要性を強調しました。
白事務次長、坂田次長及び田教授からも見解がそれぞれ表明されました。