2019年9月10日から12日まで、中国・青島にて、日中韓ユースイノベーション起業家連合フォーラムが開催され、姜度好(カン・ドホ)日中韓三国協力事務局(TCS)事務次長率いるTCS代表団が出席しました。本フォーラムは、第2回青年起業家イノベーション・発展国際サミットの主要イベントとして開催されました。
姜事務次長は祝辞で、地理的な近接性の恩恵により、三国が継続的な協力を通じて経済的利益を共有している旨強調し、三国間協力の重要性とTCSの沿革について紹介しつつ、政治、経済、社会文化等さまざまな分野における三国協力を支援する国際機関として、TCSは、三国のビジネス界の人々がコミュニケーションをとるためのプラットフォームを提供している旨説明しました。
また、姜事務次長は、三国は北東アジアの長い歴史から生まれた多様な文化を有しており、その多様な文化に囲まれた人々は、革新的なアイデアを生み出すことができる旨説明しました。、姜事務次長は、国際特許出願件数の半分以上が日中韓であること、3国が世界における意匠登録出願の75%をカバーしていることを例にあげた上で、若い起業家が、創造的なアイデアに基づいて第4次産業革命の時代に国際的なイノベーションをリードする上で重要な役割を果たしており、若い起業家間の協力が、全体として三国間協力全体の発展を後押しにつながる旨強調しました。
このフォーラムは、トレーニングの提供及び日中韓ユースクオリティイノベーション・起業家精神プロジェクトと結び付けることを通じて、若い起業家を奨励するために開催されました。 また、このフォーラムは、1)企業の成長を加速すること、 2)産業、教育、研究を促進すること、 3)革新的で起業家的な才能を養うこと、 4)優れたイノベーションプロジェクトを促進することを目的にしており、若い起業家の協力とコミュニケーションを通じて、日中韓の未来の経済、技術及びビジネスの協力を一体となって推し進める役割を果たしています。