セミナー&フォーラム 日中韓三国協力国際フォーラム2017の開催(2017年4月18日、韓国・ソウル) 2017-05-29

 

日中韓三国協力事務局は、4月18日、「新たな課題に向けた三国協力の強化」と題した日中韓三国協力国際フォーラム2017を韓国・ソウルにて開催しました。 

日中韓三国の政府高官や著名な学者、ジャーナリスト、外交団が出席し、聴衆も日中韓各国から300名に上り、第6回日中韓パートナーシップ・プログラムで訪韓中の日中韓若手公務員約30名も同フォーラムに参加しました。 

今回、「世界の不確実性が高まる中での三国協力」、「国際経済の行方と三国協力」、「三国青少年の未来に向けて」と題した3つのセッションが設けられ、三国協力の意義や成果を改めて問うものとなり、日中韓以外にも、アセアンや欧州連合から招待された有識者らがそれぞれの経験や知恵を共有し、建設的な議論が行われました。また、30以上のメディアが同フォーラムを取材し、個別に発表者へのインタビューも実施しました。 

基調講演では、日中韓三国からの政府高官である韓昇洲(ハン・スンジュ)高麗大学名誉教授(元韓国外務部長官)、小倉和夫日本財団パラリンピックサポートセンター理事長(元駐韓日本国大使)、李肇星(り・ちょうせい)中国公共外交協会会長(元中国外交部長)が日中韓三国協力に対する貴重な意見を披露したほか、李汀圭(イ・ジョンギュ)韓国外交部次官補、方相勳(パン・サンフン)朝鮮日報社長、長嶺安政駐韓日本国大使、邱国洪(きゅう・こくこう)駐韓中国大使が祝辞を述べました。 

楊厚蘭(よう・こうらん)日中韓三国協力事務局長は、開会の辞において、三国協力の潜在力は高く、真摯な三国協力こそがこの地域の架け橋となり、さらなる発展に寄与すると重ねて強調しました。 

本フォーラムは、2011年より三国協力事務局の代表的なイベントとして開催されてきており、一般市民の三国協力に対する関心を高め、三国協力の進むべき政策の方向性を三国政府に提言することを目的としています。