2025年10月28日、韓国・慶州市にて「日中韓+ASEAN気候協力:持続可能なアジアに向けた高い志」の上級レベル円卓会議が、日中韓協力事務局(TCS)とグローバル・グリーン成長機構(GGGI)の共同開催により行われました。本イベントは韓国が主催する2025年APEC首脳会議に先立ち戦略的に開催されました。本イベントはグローバル・グリーン成長ウィークの一環として、日中韓三国とASEAN諸国のエネルギー移行や炭素市場の発展といった気候問題に関する議論、知識の交換、行動の呼びかけの促進を狙いとしています。
開会式において図師TCS事務次長は歓迎の挨拶を述べ、気候対策の促進における日中韓三国の地域及び個別の功績と、TCSによる環境保護の促進の取り組みを紹介しました。また、日中韓三国がグリーン移行と持続可能な開発の促進に向けて、「三国+X(Trilateral+X)」の手法を通じ、他のASEAN諸国と経験を共有する意向であると強調しました。
金相浹(キム·サンヒョプ)GGGI事務局長は、レジリエンスと協力が重要であると強調した上で、本地域がイノベーションと大胆な取り組みの原点であり、とりわけ東アジアが持続可能な発展に向けた強力なリーダーシップを示していることを述べました。また、プログラムの概要について説明したほか、本イベントを通じて分野を超えた新たな協力の可能性が見出されることを期待すると述べました。
開会式に続き、劉振民・中国気候変動特使をはじめとする高官による基調講演が行われました。劉特使は、新たに中国が発表した自国の「国が決定する貢献」(NDC)を通じた取り組みに言及しました。また、エネルギー移行が気候変動対策の鍵であると述べ、グローバルで公正な移行の促進、環境汚染と炭素排出量の削減、エネルギー移行に向けた地域基盤の確立など、アジアのクリーンエネルギー転換を着実に進めることを提言しました。
「エネルギー移行と産業の脱炭素化」と「炭素市場」の2つのテーマから成る円卓会議セッションでは、日中韓三国とASEAN諸国の政策立案者、市民社会団体、国際機関が招かれ、地域の隔たりを特定するとともに、既存の取り組みと責務を促進していく方策について話し合いました。また脱炭素化と炭素市場に対する各国の政策枠組みがチャタムハウスルールに従って共有されました。
本会議は、地域的な取り組みにおいて合意形成及び意義ある次のステップを模索することを歓迎する行動を呼びかけ締め括られました。




TCSイベント
文書
- Tripartite Joint Action Plan on Environmental Cooperation 2026-2030
- Joint Communiqué of the 26th Tripartite Environment Ministers Meeting Among China, Japan and Korea
- 第 25 回日中韓三カ国環境大臣会合 共同コミュニケ
- 第 24 回日中韓三カ国環境大臣会合 共同コミュニケ
- 第 23 回日中韓三カ国環境大臣会合 共同コミュニケ(仮訳)
- 第 22 回日中韓三カ国環境大臣会合 共同コミュニケ(仮訳)
- 第 21 回日中韓三カ国環境大臣会合 共同コミュニケ
- 第 20 回日中韓三カ国環境大臣会合 共同コミュニケ

