三国協力活動 日中韓専門家対話(2022年10月27日、オンライン/韓国・ソウル) 2022.10.27
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    2022年10月27日、日中韓三国協事務局(TCS)の国際会議場にて日中韓専門家対話がハイブリッド形式で開催されました。TCSはグローバル戦略協力研究院(IGSC)、世宗研究所日本研究センター、中国山東大学東北アジア研究院、嘉泉大学アジア文化研究所、慶應義塾大学朝鮮半島研究センターが共催した本イベントに後援団体として参加しました。本対話ではTCSの欧渤芊(オウ・ボーチエン)事務局長が祝辞を述べました。 

    「日中韓3国の協力と役割: 相互信頼構築と新しい協力モデルの模索」というテーマのもと実施された本対話では、日中韓の研究者がそれぞれ相互認識、社会・人的交流、経済・貿易協力に焦点を当てたセッションで、三国協力の課題と今後の可能性について議論しました。 

    欧事務局長は祝辞の中で、日中韓の経済的潜在性に触れつつ、三国協力の重要性を喚起しました。前代未聞の国際環境と三国間に内在する複雑な力学が協力を困難にしていると認めつつも、むしろ危機と挑戦が深刻化する時にこそ三国協力の戦略的意義がより重要になる旨述べました。 

    さらに、日中韓の協力関係を強化するための具体的な方策として、「政治的信頼の構築」「経済・貿易面での結びつきの強化」「政策コミュニケーションと調整の強化」「人的文化交流の回復・拡大」の4つを提案しました。また、三国間協力は一つの選択肢なのではなく、選ばざるをえない一種の必然である旨述べました。 

▲ 集合写真 

▲ 欧TCS事務局長による挨拶の様子